俺の日ハム歴代ベストナイン#長い

今日は俺が16年間愛してやまない日本ハムについて、俺が見てきた中での「俺のベスト9」を発表するぜ

 

1番 レフト 西川

「16年応援してきたのにいきなり今の選手かよwww」などと言われそうだが、ここは迷いなく西川を選ぶ。

バッティングでは1番打者としての仕事をよく理解してくれている。ファウルをある程度狙って打てるので球数を投げさせることもできるが、スリーボールノーストライクみたいなカウントでも甘く来たら1球で仕留めて満塁本塁打というハルキスト(西川遥輝を愛する女性ファン)が昇天してしまいそうな離れ業をやってのけたこともある。上記の満塁弾に加え、オールスターでは狙って特大のホームランを放つなど、まあ言ってしまえば天才型の打者だ。打とうと思えば年間2桁本塁打は打てると思うが、1番打者として何よりも出塁率を意識してくれている。(2016年から2018年の平均出塁率は.391と驚異的な数字)12球団でも1,2を争うリーディングヒッターだ。

守備範囲も広い。内野手として入団したのに栗山監督の魔改造もあって今では不動のセンターだ。内野出身ということもあり若干肩の弱さは気になるが、札幌ドームの広い外野を考えると西川の守備範囲は欠かせない。

だが1番の武器は走塁のセンスだ。足の速い選手はたくさんいるが、西川は脚力だけでなくベースランニングがうまい。西川の足に絶大な信頼を寄せる栗山監督からはグリーンライト(好きな時に盗塁してどうぞというサイン)を与えられている。昨年のCSで初回に盗塁を刺された甲斐相手に6回ツーアウトの1点か2点ビハインドの展開で盗塁を決めた際はあまりのかっこよさに俺も昇天してしまった。

ちなみにヒーローインタビューはだいたい滑っている。

 

2番 セカンド 田中賢介

ここは余り異論ないのではなかろうか。メジャーに行く前には首位打者もとったし最多犠打も取ったことがある。確実性の高い打撃もそうだが、なんと言っても最低限の仕事をやらせるならこの男だ。

ランナー進めたいな〜と思えばしっかり進塁打を打てるし。

内野ゴロでいいから1点欲しい、、と思えば内野ゴロをしっかり打ってくれる選手だ。

アメリカでの挑戦は上手くいかなかったが、帰ってきてくれた時は本当に嬉しかった。正直もうちょい粘ればもっといい年俸を出すチームはあったと思う。ファイターズのために野球人生を捧げてくれた田中賢介のためにも、彼のラストシーズンとなる今季は必ず優勝したいところ。

ちなみに今季はベンチで有原航平の話し相手を務めており、有原好調の一因と言われている。

 

3番 指名打者 大谷翔平

正直3番は小笠原か大谷で迷った。小笠原は確かに偉大な選手だが、今の大谷のアメリカでの活躍を見れば異論はそこまでないと思う。

そんな大谷についてはもはや書くことはそんなにないだろう。「日本の投手は大谷に当ててはいけないと思って内側を攻めないから打たれる」などと張本をはじめとしたクソジジイどもがほざいてたが、それに従って内側を攻めた投手はことごとく餌食となった。そんな大谷も横の揺さぶりには弱く、たとえば森福みたいな横に流れていく変化球を得意とするサウスポーは苦手としていた(気がする)

だが基本的に比較対象のない天才なので、ミスショットが少ない。打席内で1つでも甘い球が来ればそれを仕留められる打者なので弱点もさほど気にはならなかった。どんな良いピッチャーでも試合中に何度かミスはするもんだからね。

栗山監督からは「食べちゃいたい」などと気色の悪い事を言われており、怪しい関係を一部ネットでは疑われている。

 

4番ファーストセギノール

最近は杉谷が「スギノール」などと言われているが、正直みんな分かってることだが、元祖とは比べ物にならない。セギノールNPB史上最高のスイッチヒッターではないだろうか。最近の助っ人外人にありがちな「ホームランは打てるけど率は低い」ということはなく、安定して3割前後でホームラン王も狙えるという超優良外国人助っ人である。2004年には札幌ドームで44本塁打を記録し、その年から導入されたプレイオフ進出に大きく貢献。2006年も本塁打こそ26本だったが打率は.295と安定感のある打率で日本ハムの44年ぶりの日本1に大きく貢献した。日ハム最終年の2007年こそ不振に陥り打率は.244だったが本塁打はそれでも21本。在籍4年間で本塁打は122本、平均打率は.283と数字が安定感を物語っている。

ちなみに今はマイアミマーリンズのスカウト部長を務めている。スパイとして良い外人をどんどん日ハムに輸入して欲しいものである。

 

5番ライト 稲葉篤紀

今をときめく侍ジャパンの監督。もうね、稲葉クラスになると「いてくれる」だけで良かったですよ。稲葉のことを悪くいう記事なんて見たことないし、稲葉引退に誰よりも涙していた中田翔が稲葉最後のCSで4試合連続本塁打を打った時に遠回しに稲葉の偉大さを感じた。なんとしても稲葉と少しでも長くやりたいんだろうなぁって。

稲葉の人格者っぷりを示すエピソードがある。

稲葉の応援歌の前には「稲葉ジャンプ」と言われるものがある。まあ応援歌の前奏時にみんなジャンプするわけだ。

そんなファンの行為に対して稲葉が行ったのは「初級は打たない」ということだった。初球を打って凡退になったら稲葉ジャンプが中途半端に終わってしまう。そんなファン想いな稲葉の人柄がよく見えるエピソードだ。

貧乏球団として名高い日ハムが獲得した唯一のFA選手としても知られている。まあ稲葉取れるなら金かけるのは当たり前や。

 

6番 センター SHINJO

何を隠そう、俺が日ハムの歴史上1番好きな選手が新庄だ。登録名をSHINJOにしてしまうとことか含めて大好きである。

新庄の名言に「イチロー君は記録。僕は記憶」という名言がある。まああなたワールドシリーズで初めて4番打者として出場した日本人選手という記録も一応持ってるけどね。

新庄について多くを語る必要はない。1つ1つが最高にかっこいいのである。グランドでの立ち姿。内野で集まってる時には外野手を集めて片膝立ててカッコつけるポージング(ちなみにこれは今の日ハム外野陣もやってる)。それ全部お前の感想じゃん、と言われそうだが、それでいい。新庄に理屈はいらないのだから。

サヨナラ満塁本塁打を打った際に喜びの余り前のランナーを追い越してしまいただのサヨナラシングルヒットにされてしまったという珍記録の持ち主。

 

7番 サード 近藤

近藤か小谷野で迷ったが、まあここは近藤でいいだろう。3割は当たり前、四球の数もリーグトップクラス、ツーストライク後の打率もリーグトップ。まあ打撃に関してはケチのつけようがないわけだ。

唯一の欠点として長打力に若干の弱さが見えるが、元はパワーがある選手だ(高校通算37本塁打とかそんくらい)。そんな近藤が今季はまだ2本と考えると、本塁打は出ないがより確実性を高めたスイングをしてるということなんだと思う。いかに下位打線からチャンスを作れるか、というのはいつの時代も大切なことなので下位打線に打率・出塁率に安定感のある近藤を7番に置かせてもらった。

料理がめちゃくちゃ上手らしい。小さな頃から家で手伝ったり、寮生活の高校時代には腹が減ると自分で夜食を作ってたからとのこと。。昨オフ結婚。内外野共にこなす器用な選手としても知られるが元はキャッチャー。打撃を生かしたいという栗山監督の希望から魔改造された。

 

8番 キャッチャー 高橋信二

今でこそ「捕手は打てなくてもまあ」みたいな風潮があるが、10年ちょい前はそんな風潮は無く、それはハムとて例外ではなかったのである。2004年には打率.285、本塁打は26本。投手のレベルが違うので一概に比較は出来ないが、今の中田翔よりよっぽど好成績である。

正直捕手としてはこれ!と言った印象はない。まあ可もなく不可もなくと言ったところか。成績の割に薄いのである。だが間違いなく移転後のファイターズを支えてくれたレジェンドだ。

現在は2軍のバッテリーコーチ兼打撃コーチを務めている。高橋信二以来打てる捕手がなかなか出ないので、そろそろ生み出して欲しいものである。

 

9番 ショート 金子誠

先に断っておきますけどね、「9番ショート」と「金子誠」はセットだから。9番ショートといえば金子誠なんですよ。

あるシーズンでは開幕からアホみたいに二塁打を量産し、「恐怖の9番打者」として知られている。肩が強いため守備位置を深く守っていた分、ファインプレーに見えるようなプレーはそこまで多くなかった。だが本人曰く「ファインプレーに見せるのは簡単。ファインプレーに見えないのが上手い選手」や「守備なら一晩中語れる」と言うなど、守備に並々ならぬこだわりを持っている。

そんだけ守備の人なのに、なぜか今はファイターズの打撃コーチを務めている。まあ確かに金子みたいなしぶとい選手多いわな。

 

投手 ダルビッシュ有

ここは異論なしだろう。日ハムのみならず、日本球界の歴史でも3本指に入るクラスではないだろうか(昔は分からんが、まあ合理的に考えると今の方がレベル高いし)。平気で150キロを超えてくる伸びのある直球。7色の変化球。「ダルビッシュだし負けても仕方ねえよな」と思わせちゃうくらいの投手だ(メジャー移籍の会見時、そんな日本の空気に嫌気を感じ「勝負」をしたいのがメジャー挑戦の1つの理由と語っていた)。

日本最終年ではもはやチートとしかいえないような投球を続け、18勝6敗 防御率1.44 奪三振276個というパワプロくん並みの数字を叩き出した。

ちなみに2011年というと「飛ばないボール」が話題となり、球界全体でホームランが極端に減ってる中、まるで人ごとのように本塁打を量産していた西武ライオンズ中村剛也(その年は48本塁打でダントツの本塁打王)は中居正広の番組において最強の投手について尋ねられた際こう答えた。

ダルビッシュ。1本もヒット打ってないので。特に今年は球が速かった。スピードガン的には155とかだけど、体感的にはもっと早く感じる。僕の時はほとんど真っ直ぐだったけどそれでも打てなかった(確か11-0 8三振)。」

プロ野球をちょっと分かる人なら分かることだが、中村剛也は間違いなく21世紀最高のホームランアーチストだ。左が松井なら右は中村。中村剛也がデビューした頃と比べると、投手の球速は上がったし変化球も増えた。それでも時代関係なく本塁打を打ち続けられる中村剛也は間違いなく歴史に名を刻むホームランアーチストである。

そんな中村剛也にためらいなく上記のような事を言わせただけでもダルビッシュの凄さが分かる。現在はメジャーで中々勝ち運に恵まれていないが、間違いなくサイ・ヤング賞を取れると信じてるのでそれを土産に現役最後は北海道に帰ってきて欲しい。

ちなみにツイッターでは一般人とレスバトルをし、ユーチューバーとしてもデビューするなどその才能は野球界にとどまらない。faridyuで一度調べてみて欲しい。