あちい
夏が嫌い。
夏のメリットなんて「水風呂が気持ち良い」しかないと思ってるくらい夏が嫌い。
しかしプロ野球は盛り上がる時期である。
毎年毎年飽きもせずに「勝負の8月」などとメディアは盛り立てるが、その表現はあながち間違ってない。
優勝するチームは基本的に夏場に強い。特にオールスター明けで明暗が分かれがち。
昨シーズンの日ハムなんて7月終わるまでは首位と3差くらいの位置にいたが、8月に首位を争う西武とホークスにぶん殴られまくり、見事に3位に落ち着いてしまった。
一昨年の楽天も夏場に10連敗(というか岸と則本がいて10連敗出来る意味がわからん。三木谷氏はFAX送ってないよな?)をしてホークスに独走を許してしまった。
そして今年である。
オールスター前までは暴力的な強さで他を蹂躙していたホークスが一気に失速。一方ファイターズはここにきて嘘みたいに繋がる打線、ショートスターターが上手く行きまくるなど、数年前から蒔いた種を今年の前半戦も我慢しながら水をやってたのがついに実ってきたかのように勝ちまくり、オールスター明けは7差あったホークスとの差が2週間ちょっとで0.5差まで来た。
もちろんホークスのけが人が戻ってきたらどうなるかは分からない。元々はアホみたいな戦力を持つチームである。地力では到底ハムのような貧困球団が太刀打ちできるチームではない。
だが強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強いのがスポーツの世界。
ここから先は本当の根比べとなる。栗山監督は常々「必死さ」を重要視しているが、オールスター明けのハムは本当に必死さを感じる。相手がエースなら球数を投げさせる。ギリギリのタイミングでも常に次の塁を狙う。どれだけランナーを出しても何が何でも点は与えない。
もちろん必死さだけじゃ勝てない。戦略ですらないし、本来は自然に備えておかないといけないもの。だがギリギリの勝負ではその必死さが勝負を分ける。ということを栗山監督と日ハムが教えてくれた気がする。
日ハムの勝ち負けは俺のQOLを左右するから頑張ってくれな。