金満か育成か

金欲しいよな。

 

そう、金は大事。金のかからないことなんて世の中にはほとんどないので、金より大事なことは確かにあるが、趣味なのか人付き合いなのか、何に幸せを見出すかは勝手だが、それらの幸福の前提にあるものは結局金だ。そうじゃないものがあればちょっと教えて欲しい。

 

金が大事なのはプロスポーツも同じ。

 

金がないと良い選手を取れない。良い選手を残せない。

 

スターが抜けた時のアホな奴の言い草として「結局金か」があるが、当然である。同じ業界の会社に転職できるとして、転職する前からそこの会社の知人からある程度会社の雰囲気や労働条件などを聞いていて、2倍の給料を出すと言われたら行かない奴はそういないだろう。

 

俺なら絶対に行く。恩は大事だが、結局人生は自分のためだ。人との恩を優先して「あの時こうしてればなぁ」なんて後々思いたくない。

 

そして金が出せずにスターをアホみたいに放出してきたのが我らがファイターズである。

 

優勝したのは3年前なのに、その時の野手のレギュラーも先発ローテもそれぞれ半分以上いないという異常なまでの入れ替わりの激しさだ

 

新しい若手選手を見るのは楽しいし、ファイターズはそのやり方でコンスタントに結果を出してきた。なので特に文句を言うつもりはない。

 

だが今のやり方では福岡ソフトバンクには追いつけない。

 

育成か金満補強か、という意見は2極化しがちだが、そんなん両立出来るのが1番強く、常勝軍団への近道なのである。

 

福岡ソフトバンクは弱点が出たらとりあえず補強出来る。上がしっかりしてるから若手は2軍や3軍でしっかり経験を積みながら実力をつける事ができる。ファイターズのように1軍半の選手を無理して使い、「育てながら勝ちに行く」なんてことをせずに機が熟した時に使うことが出来る。それでも主力の高齢化に対して育成が間に合わないこともあるだろう。それならそれであのチームは他所から補強が出来る。現場もフロントも勝つための盤石の体制が整っているのだ。

 

別にファイターズが金満なら勝てる、とは言わんが、少なくとも自チームのスターを引き止められるくらいの金は出せるようにならないと何も変わらない。福岡ソフトバンクに追いつきかけたと思ってもすぐに選手流出でまた後退。その繰り返しだ。

 

選手を他所からやたら取る必要は必ずしもない。だが、育成したチームを成熟させて保ち続けられなければ本当に勝ち続けるチームは一生作れない。

 

早く寝たいので雑で適当な文章になってしまった。今日は日ハムがソフトバンクに負けたから仕方ない。